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動脈硬化

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 今回は透析患者さんと動脈硬化についてのお話です。 動脈は外膜、中膜、内膜の3つの層の構造になっています。   アテローム性動脈硬化は、血管内皮細胞が損傷されて修復する過程で、 コレステロールや脂肪の塊(プラーク)が内膜に蓄積し、 内膜が厚くなり動脈内腔が狭くなる病気です。 糖尿病や高血圧、脂質異常症(コレステロールや中性脂肪が高い)の人、 タバコを吸う人はアテローム性動脈硬化になりやすいです。     一方、中膜において石灰化が起こることをメンケベルグ型動脈硬化と呼びます。 透析患者さんは特にこの動脈硬化が進行しやすいです。 カルシウムとリンの蓄積、低栄養、貧血、全身の慢性炎症、 インスリン抵抗性、酸化ストレスなどが関係しています。  ・カルシウム・リン代謝異常   血中のカルシウム(Ca)やリン(P)濃度が上昇すると、 それらが骨以外の組織(血管、筋肉、関節など)に沈着する異所性石灰化が起きます。 Ca値とP値の積が55以上になると異所性石灰化が起きやすくなり、 予防にはPの制限、P吸着薬が重要になります。    このように、透析患者さんは動脈硬化の危険因子が多数あり、 虚血性心疾患や脳血管障害、下肢の末梢動脈疾患や心臓弁膜症が発生しやすいです。 そのため食事のリン摂取量や脂質の取りすぎ、 高血圧や喫煙といった生活習慣に注意しましょう。

4月第1週の献立表(3月29日~4月10日)

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         三保の森クリニックで、患者様にご提供しているお食事をご紹介します。 いわゆる『透析食』は、水分・塩分・リン・カリウム等の制限が多い食事となります。 『我慢』が必要な食事は、やっぱりどこか寂しいもの。 当クリニックでは、患者様にとってお食事が楽しみであり続けられるよう、 母体病院である赤枝病院の栄養士が知恵を絞り、更に栄養課にて心を込めて作っています。

毎月のレントゲン検査日変更のお知らせ

 毎月の1週目透析前に行っております胸部レントゲン検査ですが、 4 月より下記の通り変更となります。 皆様のご理解・ご協力をよろしくお願い致します。   月・水・金 透析の患者様 現行:1週目の月曜日透析前  ⇒  変更後:1週目の 金曜日透析後                            火・木・土 透析の患者様 現行:1週目の火曜日透析前  ⇒  変更後:1週目の 土曜日透析後   ・毎月の日程は掲示にて、お知らせ致します。 ( 4 月は、 2 (金) 3 (土)です) ・透析後の体重測定が終了しましたら、1 F レントゲン室へ移動をお願いします。時間によっては順番待ちをして頂く事がございますので、ご了承ください。 ・衣服の着脱など、スムーズな撮影にご協力お願い致します。

3月第3週の献立表(3月15日~3月27日)

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       三保の森クリニックで、患者様にご提供しているお食事をご紹介します。 いわゆる『透析食』は、水分・塩分・リン・カリウム等の制限が多い食事となります。 『我慢』が必要な食事は、やっぱりどこか寂しいもの。 当クリニックでは、患者様にとってお食事が楽しみであり続けられるよう、 母体病院である赤枝病院の栄養士が知恵を絞り、更に栄養課にて心を込めて作っています。

3月第2週の献立表(3月8日~3月13日)

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     三保の森クリニックで、患者様にご提供しているお食事をご紹介します。 いわゆる『透析食』は、水分・塩分・リン・カリウム等の制限が多い食事となります。 『我慢』が必要な食事は、やっぱりどこか寂しいもの。 当クリニックでは、患者様にとってお食事が楽しみであり続けられるよう、 母体病院である赤枝病院の栄養士が知恵を絞り、更に栄養課にて心を込めて作っています。

3月第1週の献立表(3月1日~3月6日)

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       三保の森クリニックで、患者様にご提供しているお食事をご紹介します。 いわゆる『透析食』は、水分・塩分・リン・カリウム等の制限が多い食事となります。 『我慢』が必要な食事は、やっぱりどこか寂しいもの。 当クリニックでは、患者様にとってお食事が楽しみであり続けられるよう、 母体病院である赤枝病院の栄養士が知恵を絞り、更に栄養課にて心を込めて作っています。

便秘症

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 透析患者さんの多くは便秘に悩まされ、下剤で調節したりと苦労しています。 便秘の原因は様々でいくつもの原因が関係しています。 ①   水分制限、透析による除水  水分制限によって腸内の水分が不足して硬便になり、腸管内の便の移動が阻害されます。 ②   食事制限  カリウム、リンの制限による食物繊維の摂取不足。 ③   腸管蠕動力の低下 高齢に伴う活動量の低下や糖尿病による自律神経障害で腸管蠕動力が低下します。 ④   薬剤の影響 カリウム抑制剤やリン吸着薬など便秘をひき起こす可能性のある薬剤があります。 水分摂取、食物繊維などの生活習慣の改善は、 透析患者さんでは難しいため、アミティーザなどのマグネシウムを 含まない浸透圧下剤など、 便を軟化させる適切な下剤を早期から投与することが望ましいです。  透析患者さんの便秘は生活の質を悪化させるだけでなく、 腸閉塞など致死性腸病変の原因になります。 また、がんや心疾患による死亡の原因になる 可能性もあり「たかが便秘」と考えないようにしましょう。

2月第4週の献立表(2月22日~2月27日)

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       三保の森クリニックで、患者様にご提供しているお食事をご紹介します。 いわゆる『透析食』は、水分・塩分・リン・カリウム等の制限が多い食事となります。 『我慢』が必要な食事は、やっぱりどこか寂しいもの。 当クリニックでは、患者様にとってお食事が楽しみであり続けられるよう、 母体病院である赤枝病院の栄養士が知恵を絞り、更に栄養課にて心を込めて作っています。

感染対策②

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新しく感染対策に空気循環式紫外線洗浄機・エアーリアを 待合室・透析室に設置しました。 筒型の器具内に紫外線ランプを内蔵し、 器具内のファンで空気を循環させながら、 強力な紫外線ランプにより室内を浮遊する 菌やウイルスを99%除去する紫外線清浄機です。 (公式HPより https://www.iwasaki.co.jp/optics/sterilization/air/airlia_compact.html )

2月第3週の献立表(2月15日~2月20日)

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    三保の森クリニックで、患者様にご提供しているお食事をご紹介します。 いわゆる『透析食』は、水分・塩分・リン・カリウム等の制限が多い食事となります。 『我慢』が必要な食事は、やっぱりどこか寂しいもの。 当クリニックでは、患者様にとってお食事が楽しみであり続けられるよう、 母体病院である赤枝病院の栄養士が知恵を絞り、更に栄養課にて心を込めて作っています。