検査のお話し シャントの日常管理①

検査のお話し こんにちは、三保の森クリニックの臨床検査技師です。 私は、患者様のシャント管理(超音波検査)を行っています。 シャントは体調と同じで、日々変化します。 そのシャントと格闘する検査技師の日常をご紹介していきます。 患者様のご意見や 同業の検査技師さんや、透析士さんのご意見等、 成長の糧させて頂きながら、のんびり書き進めていきたいと思います。 それでは… 井上様、お加減いかがですか? シャントの音を聞かせてください。 ザーザーザーゴーゴーゴー 低い いい音。沢山の血液がシャント血管に流れている音。 上腕動脈血流量良好。 血管抵抗高くない。 狭窄もなし。よかった。 山田様、お加減いかがですか? シャント音を聞かせてください。 ピューピューピュー、シャーシャーシャー 甲高い音。狭窄音だ。どれくらい細くなっているかな。 脱血不良あり 静脈圧良好 上腕動脈血流量低下 血管抵抗上昇 吻合部付近に高度狭窄!先生報告! 透析室から電話だ! シャント音が聞こえないんですね。 すぐ行きます。 ドクンドクン、拍動音だけ…閉塞かな~ 上腕動脈血流量76ml/min 血管抵抗0.99 あっ、閉塞してる。先生報告! あれっ手が浮腫んでいる。どこから浮腫んでいるのかな… 狭窄部位を探そう。狭窄ない…そんなはずはない 汗💦…どうしてだ? 汗💦 あった~狭窄。先生報告! 当クリニックは、高齢者施設の入居者様が多く、 血管の走行も複雑ですが、どうにか、 頑張っています。💦💦