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検査室だより

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先日、消化管エコーセミナーに参加してきました。 腸管所見は、以前は超音波では見えにくいと言われ スクリーニングはCT、MRCP、内視鏡最近ではMRECなど 他の検査で確認する事が常とされていました。   しかし現在では、超音波機器の性能も良くなり、急性炎症での 腸管浮腫、腸管拡張、炎症複合体の存在を 超音波で比較的しっかり見る事が出来るようになりました。 内容は以下の通り   腸管に炎症が起きると・・・ ①    血管拡張 ②    血漿タンパク質の血管外露出 ③    損傷部位への白血球遊出 ④    組織障害   以上の過程を経ていきます。   これを超音波機器で観ていくと ①    はカラードプラーで血流上昇像 ②    は腸管浮腫像 ③    ④は低輝度領域 のように観察されます。   今回のセミナーでは、病理染色されたスライドの 各炎症段階と超音波画像を照らし合わせながら 病態を把握できたのでとても分かりやすかったです。   今回の勉強内容を明日からの 検査にプラスにしていきたいと思います。  

検査室だより

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先日、シャントの勉強会に参加してきました。 内容はこんな感じでした。 ①上腕動静脈の解剖学 ②理学所見の見極め方 ③わかりやすいエコーでの機能評価、形態評価 勉強会で言われていた事は、 シャントは解剖の知識と理学所見を駆使して診察すれば 病態の約 80 %を知る事が出来ると言う事でした。 私はこれまで、日常業務として検査の前日に透析室に行き、 透析士さんにシャントの状態、透析状況を確認しておき 検査当日は・・・ 軽くシャント肢を挙上、狭窄を予測しエコー検査に 入っていました。 それで上手くいく事もありましたが、 最近は、透析年数の長い患者様も多く 複雑なシャント走行の患者様が増えていました。 限られた時間の中で、検査をしなくてはいけないので、 頭を抱える事も多かったのですが、   改めて、しっかり基本を省みると解決する事がありそうです。   今後も、出来るだけ多くの勉強会には積極的に参加し、 成長の機会を得ていきたいと思います。