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検査のお話し シャントの日常管理④

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検査のお話し 『透析シャントの日常管理』    当クリニックでの透析アクセス ◎内シャント   AVF (自己血管内シャント) AVG (人工血管内シャント) ◎動脈表在化 ◎血管内留置カテーテル   上記のうち、約9割の患者様は AVF (自己血管内シャント)   AVF (自己血管内シャント)が有効な理由 ◎透析シャントの中でも開存率が高い。 ◎合併症が少ない。 ◎管理が比較的容易。   AVF (自己血管内シャント)定期管理のポイント ◎必要な血液量は確保できるか。 ◎脱血は良好に行えているか。 ◎返血路は確保できるか。 ◎長期的に安定して使用できるか。 超音波機器を使って定期的な血管の管理を行います。

12月第3週の献立表(12月12日~12月17日)

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 三保の森クリニックで、患者様にご提供しているお食事をご紹介します。 いわゆる『透析食』は、水分・塩分・リン・カリウム等の制限が多い食事となります。 『我慢』が必要な食事は、やっぱりどこか寂しいもの。 当クリニックでは、患者様にとってお食事が楽しみであり続けられるよう、 母体病院である赤枝病院の栄養士が知恵を絞り、更に栄養課にて心を込めて作っています。

血液量の指標

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 ドライウェイトは体液量が適正で透析中に過度の血圧低下を生じることなく、 長期的にも心血管系への負担が少ない体重と定義されています。 別の言い方をすると血液量が適正と考えられる時の透析後体重です。 また、血圧を適正な値にコントロールするにも血液量(≒体液量)を 適正に保つことが重要です。    血液量の指標は胸部X線検査による 心胸郭比(CTR) が最も一般的です。  しかし、CTRだけでなく様々な所見を考慮するため、 心臓超音波検査による 下大静脈径(画像検査) や hANP(ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド)、 BNP(B型(脳性)ナトリウム利尿ペプチド) といった血液検査などの指標も定期的に検査しています。    下大静脈径(IVC)  下大静脈は超音波でみると肝臓の後ろにあり、呼吸性に変動します。 (呼気時に大きく、吸気時に小さくなります)    hANP、BNP   hANP は体液量過剰、心房圧上昇、心房伸展により 心臓(おもに心房という部分)で合成、分泌されるホルモンです。 適正なドライウエイト(血液量)の指標として 透析後の値が50~100pg/mL以下が推奨されています。 また、 BNP も体液過剰の刺激に反応して分泌されるホルモンで、 血液量のみならず心機能とも関連します。

12月第2週の献立表(12月5日~12月10日)

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    三保の森クリニックで、患者様にご提供しているお食事をご紹介します。 いわゆる『透析食』は、水分・塩分・リン・カリウム等の制限が多い食事となります。 『我慢』が必要な食事は、やっぱりどこか寂しいもの。 当クリニックでは、患者様にとってお食事が楽しみであり続けられるよう、 母体病院である赤枝病院の栄養士が知恵を絞り、更に栄養課にて心を込めて作っています。

年末年始の食事について

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2022年も残りわずかとなりました。  年末年始は何かとご馳走を頂く機会の多く、 透析患者様にとっては食事管理が難しい時期です。 今回は年末年始の食事を楽しむためにも、 気を付けたいポイントをまとめてご紹介します。  

12月第1週の献立表(11月28日~12月3日)

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   三保の森クリニックで、患者様にご提供しているお食事をご紹介します。 いわゆる『透析食』は、水分・塩分・リン・カリウム等の制限が多い食事となります。 『我慢』が必要な食事は、やっぱりどこか寂しいもの。 当クリニックでは、患者様にとってお食事が楽しみであり続けられるよう、 母体病院である赤枝病院の栄養士が知恵を絞り、更に栄養課にて心を込めて作っています。

11月第4週の献立表(11月21日~11月26日)

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    三保の森クリニックで、患者様にご提供しているお食事をご紹介します。 いわゆる『透析食』は、水分・塩分・リン・カリウム等の制限が多い食事となります。 『我慢』が必要な食事は、やっぱりどこか寂しいもの。 当クリニックでは、患者様にとってお食事が楽しみであり続けられるよう、 母体病院である赤枝病院の栄養士が知恵を絞り、更に栄養課にて心を込めて作っています。

11月第3週の献立表(11月14日~11月19日)

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   三保の森クリニックで、患者様にご提供しているお食事をご紹介します。 いわゆる『透析食』は、水分・塩分・リン・カリウム等の制限が多い食事となります。 『我慢』が必要な食事は、やっぱりどこか寂しいもの。 当クリニックでは、患者様にとってお食事が楽しみであり続けられるよう、 母体病院である赤枝病院の栄養士が知恵を絞り、更に栄養課にて心を込めて作っています。

11月第2週の献立表(11月7日~11月12日)

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   三保の森クリニックで、患者様にご提供しているお食事をご紹介します。 いわゆる『透析食』は、水分・塩分・リン・カリウム等の制限が多い食事となります。 『我慢』が必要な食事は、やっぱりどこか寂しいもの。 当クリニックでは、患者様にとってお食事が楽しみであり続けられるよう、 母体病院である赤枝病院の栄養士が知恵を絞り、更に栄養課にて心を込めて作っています。

血圧計

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  血圧とは血管内の圧力をいい、心臓の収縮より拍出された血液が、血管内を循環している時に発生している圧力です。通常血圧というと体外循環系の動脈圧を指します。血圧は心臓、血液量、血管など循環に関わる様々な要因によって変動するため、血圧を測定することで各要因の状態を把握することができ、診断や治療に役立てることができます。      現在電子血圧計での測定方法は『 オシロメトリック法 』が普及しています。 ~オシロメトリック法~  血圧を測定する人の上腕 ( 二の腕 ) にゴム袋の入ったカフ ( マンシェット ) を巻きます。カフで動脈を圧迫するとカフ下部の動脈の脈動により、カフ内圧に振動現象 ( オシレーション ) がみられます。オシロメトリック法では、カフ圧を徐々に減圧したとき、この振動の振幅が大きくなった時点で最高血圧を、急に小さくなった時点で最低血圧を判定します。     取り扱い方法 ①    測定環境を確認する 血圧は状態や環境によって変動しやすいので、姿勢、動作、尿意、痛み、精神的緊張および室温などに注意し安定した状態で測定できるようにします。   ②    マンシェットを巻く カフが上腕動脈にかかるように巻く。カフと皮膚との間には 指が 1 ~ 2 本入る程度の隙間 をあける。 上着の袖を巻き上げると上腕動脈を圧迫するので着衣の状態にも注意する。 ③    姿勢 肩と肘から先の力を抜いて前腕を楽に伸ばして指を開く。この時測定部が 心臓と同じ高さ になるよう注意する。 ④    血圧の測定   誤算の発生原因 誤差要因 最高血圧 最低血圧 対策 カフの幅が狭すぎる 上がる 上がる 腕の太さの 1.2 ~ 1.5 倍のカフを使う カフの幅が広すぎる 下がる 下がる カフの巻き方が緩い 上がる 上がる 指が 1 ~ 2 本入る程度にしめる カフの巻き方がきつい