足の勉強会に行ってきました
勉強会に行ってきました。
改めて透析患者さんの足のケアが大切であると再確認し帰ってきました。
閉塞性動脈硬化症(ASO・PAD)と言う病名は聞いたことがあるでしょうか?
手や足の血管が動脈軟化により細くなったり、詰まったりして血液の流れが悪くなる事で
手・足などの末梢の血管に必要な栄養や酸素を送る事ができなくなる病気で手足に色々な症状が現れます。
主な症状は①冷感・しびれ感 ②間欠性跛行 ③安静時疼痛 ④潰瘍・壊死 と進んでいきます。
※間欠性跛行とは歩行により下肢痛や下肢のしびれなどが現れ歩行困難となるが暫く休息すると歩行可能となる状態。人工透析・糖尿病・中高年の男性・喫煙者が閉塞性動脈軟化症になるハイリスク者なのです。
確かに長年透析を続けることで動脈軟化と血管の石灰化が強く血流が悪い。
心臓からの影響で心機能低下による末梢血流の低下も見られる。
などによりハイリスクとなってしまうようです。年齢的にも若いから大丈夫!は無いようです。
ではなぜ足のケアと結びつくのかと思われますよね。
私たち看護師は患者さんのあしをみせて頂く時に何をみているのでしょうか。
動脈の拍動は?足は冷たくないか。色は悪くないか。趾間に傷はないか。かさかさと乾燥
していないか。たこや魚の目はできていないか。深爪や巻爪、爪白癬になっていないか。
など話を聞かせて頂きながらみています。
なぜならば下肢の血流が悪いと傷が出来てしまうと治らない。
小さな傷もすぐに悪化してしまうからなのです。
皮膚も乾燥かひび割れ傷になってしまうこともあるのです。
靴擦れも潰瘍になってしまいます。