昇圧薬について
今回のテーマは昇圧薬について
昇圧薬の作用
① α、β受容体刺激薬
一般名:エチレフリン塩酸塩
半減期:2~2.5時間(健常者)
透析性:透析では除去されにくいと考えられる
用法・容量:1回0.2~1mLを皮下注射、筋肉注射または静脈内注射する
他の錠形:錠剤
副作用:心悸亢進、口渇、悪心、頭痛など
特徴:作用発現が早く、透析中の血圧低下時に血圧を維持する目的で使用されます。
② 選択的α1受容体刺激薬
メトリジン®錠
一般名:ミドドリン塩酸塩
半減期:1時間(健常者)
透析性:除去されやすい
用法・容量:1日4mgを2回に分けて経口投与する
他の錠形:口腔内崩壊(OD)錠
副作用:眠気、頭痛、心室性期外収縮など
特徴:服用2~3時間後に最大昇圧効果が得られるため、
透析中の血圧低下を防止する目的であれば、透析開始1時間前に服用されることが多いです。
③ ノルアドレナリン再取り込み阻害薬
リズミック®錠
一般名:アメジニウムメチル硫酸塩
半減期:非透析時25.9時間、透析時19.2時間
透析性:除去されにくいと考えられる
用法・容量:透析施行時の血圧低下の改善には、透析開始時に1回10mgを経口投与する
他の錠形:なし
副作用:動悸、めまい、悪心、ほてり感など
特徴:服用してから約2時間後に最大昇圧効果が得られるため、
透析開始時に服用されることが多いです。
透析開始直後に血圧が低下する傾向の患者さんであれば、
透析開始2時間前に服用することもあります。
④ノルアドレナリン前駆薬
ドプス®OD錠
一般名:ドロキシドパ
半減期:約1.5時間(健常者)
透析性:不明
用法・容量:起立性低血圧を伴う血液透析患者に、1回200~400mgを透析開始30分~1時間前に経口投与する
他の錠形:細粒
副作用:頭痛、動悸、悪心、血圧上昇など
特徴:吸収が遅く、作用発現に時間を要するため、透析後の起立性低血圧を予防するには透析開始30分~1時間前に服用する必要があります。また、重篤な末梢血管病変のある患者さんには禁忌です。



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