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キムチ炒め

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  6/27 (金)は豚肉のキムチ炒めをご提供しました。 暑くて湿度の高いこの時期は食欲が落ちてしまう方も多いですが キムチに含まれる 唐辛子の辛味成分であるカプサイシンには 消化腺を刺激し、食欲を増進させる効果があります。   また、キムチは発酵する過程でビタミン B 群が増え、 植物性の乳酸菌が豊富に含まれるため、 腸内環境の改善や免疫力向上に効果が期待できます。 塩分が強いので使う量には要注意ですが、 パンチのある味付けの1つとして、上手に使っていきたいですね。

7月第2週の献立表(7月7日~7月12日)

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 今週の透析食の献立はこちらです。三保の森クリニックの透析食は、水分・塩分・リン・カリウムを制限内に収めながらも、バランス良く、低栄養にも配慮した食事です。患者様が栄養をしっかり摂取して元気になっていただけるよう心を込めて作っております。

下肢つれとカルニチン

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  下肢つれとカルニチンについて 透析患者さんはとくに、透析中に下肢痙攣 ( 足のつり ) が出現することが多くみられます。透析中に筋痙攣が起こることがありますが、多くの場合透析により除水が進んだ状態や血圧低下時に起こることが多いため、筋肉を栄養する血流の関与が考えられています。 透析により急速に除水を行い、それに見合った血管外から血管内への体液の移行がない場合や、ドライウエイトが低すぎる場合には、透析が進むと血管内の血流量が過度に減少します。すると、筋肉に十分な血液が行き届かなくなり、筋肉の血流障害が生じて筋痙攣が誘発されると考えられています。 また、血液中の電解質 ( ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムなど ) や エネルギー代謝に必要な L- カルニチンの濃度が低くなった場合も、筋痙攣が起こりやすくなる ことが一般的に知られています。 血圧低下  透析後半は血管内が脱水傾向となり血圧が低下します。その結果筋肉への血流が低下し、筋痙攣を生じます。筋痙攣は非透析日にも起こり、ドライウエイトの設定が厳しいことなども原因として考えられます。   電解質異常 低カルシウム血症  活性型ビタミン D の不足やカルシウム受容体作動薬の使用中に低カルシウム血症になりやすく、これらは下肢つりの原因になります。 低カリウム血症  筋痙攣は血清カリウム濃度が 2.5mEq/L 以下で出現しやすいとされています。 低マグネシウム血症  慢性下痢や低栄養の患者さんは低マグネシウム血症によって筋痙攣を生じることがあります。また低マグネシウム血症と低カリウム血症は関連しており、どちらかが生じている場合は、他方も生じていないか確認が必要です。   カルニチン欠乏 透析患者さんはカルニチンが欠乏している状態です。カルニチンは、 4 ~ 5 時間の血液透析によって透析膜を介して容易に除去されます。また透析患者さんは食事制限によって L- カルニチンの摂取自体も少なくなっています。カルニチンは脂肪をエネルギーとして使うのに重要なはたらきをします。欠乏すると筋細胞で十分なエネルギー産生ができず、筋痙攣や低血圧を生じます。 透析中に筋痙攣が出現した場合は除水を停止し、血圧低下を伴うことも多いため...

オムライス

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  6/13 (金)はオムライスをご提供しました 。 オムライスは日本の洋食の代表格で、柔らかくて食べやすいので 子供からお年寄りまで提供できる人気メニューの1つです。 鶏モモ肉、玉ねぎ、にんじん、コーン、グリンピースを バターソースで炒めて、ケチャップで味付けし、 ご飯を入れて炒めます。 炒めたご飯をお皿に盛り付け、卵でくるんで、ケチャップをかけ 最後に粉末のパセリをかけたら完成です。 黄色や赤の鮮やかな彩りが食欲をそそります。 皆様に喜んでいただけますように…  

7月第1週の献立表(6月30日~7月5日)

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 今週の透析食の献立はこちらです。三保の森クリニックの透析食は、水分・塩分・リン・カリウムを制限内に収めながらも、バランス良く、低栄養にも配慮した食事です。患者様が栄養をしっかり摂取して元気になっていただけるよう心を込めて作っております。

豚しゃぶのおろしポン酢かけ

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  6/9 (月)は豚しゃぶのおろしポン酢かけをご提供しました 。 梅雨の時期は 気温や湿度の上昇によって食欲不振になりやすいですが お酢の酸味には食欲増進効果が期待できます。 また、豚肉に多く含まれるビタミン B 群は疲労回復にも効果的です。   調理従事者が一番神経を使うのが生肉や生魚の取り扱いです。 食中毒を起こさないこと、安全な食事を提供することが 給食施設の最重要課題だからです。 調理台にはラップをして、使い捨て手袋をして肉を取り扱います。 また、肉の入っていたバットや肉の袋を切ったハサミ、 これらを洗浄したシンク、蛇口など、 汚染の可能性のあるものは全て熱湯で殺菌します。 こちらは大鍋で豚肉のしゃぶしゃぶを作っている所です。 豚肉を茹でこぼすことでリンやカリウムを減らすことができますので しゃぶしゃぶは透析食に適した調理法です。 安心してお召し上がりくださいね。

6月第4週の献立表(6月23日~6月28日)

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  今週の透析食の献立はこちらです。三保の森クリニックの透析食は、水分・塩分・リン・カリウムを制限内に収めながらも、バランス良く、低栄養にも配慮した食事です。患者様が栄養をしっかり摂取して元気になっていただけるよう心を込めて作っております。

6月第3週の献立表(6月16日~6月21日)

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 今週の透析食の献立はこちらです。三保の森クリニックの透析食は、水分・塩分・リン・カリウムを制限内に収めながらも、バランス良く、低栄養にも配慮した食事です。患者様が栄養をしっかり摂取して元気になっていただけるよう心を込めて作っております。

6月第2週の献立表(6月9日~6月14日)

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   今週の透析食の献立はこちらです。三保の森クリニックの透析食は、水分・塩分・リン・カリウムを制限内に収めながらも、バランス良く、低栄養にも配慮した食事です。患者様が栄養をしっかり摂取して元気になっていただけるよう心を込めて作っております。

カルニチン

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  今回のテーマはカルニチンについて カルニチンとは カルニチンは脂肪酸の代謝に必要不可欠な生体内物質で、必須アミノ酸のリジンとメチオニンから合成されます。透析患者さんは腎臓でのカルニチン産生低下や食事からの摂取量減少、透析での喪失によりカルニチンが欠乏しやすくなっています。体内での合成は 25% にすぎず、 75% が食事 ( 肉に含まれる ) に由来するとされています。 血中にはカルニチン単独の状態 ( 遊離カルニチン ) 、脂肪酸と結合した状態 ( アシルカルニチン ) の 2 つの状態で存在します。 基準値 カルニチンの基準値 総カルニチン: 45 ~ 91 μ mol/L 遊離カルニチン: 36 ~ 74 μ mol/L アシルカルニチン: 6 ~ 23 μ mol/L 遊離カルニチン濃度が < 20 μ mol/L の場合、カルニチン欠乏症と診断されます 摂取量の減少、血液透析による除去、薬剤 ( 抗けいれん薬、抗菌薬など ) 、まれに先天性代謝異常で低下します。また、肝不全・肝硬変、横紋筋融解症、カルニチン製剤の過剰投与によって血中濃度が上昇します。 カルニチン欠乏症は貧血、低心機能、透析中低血圧、下肢つりなどと関連しているといわれています 。 対策 食事摂取量を確保するほか、欠乏症の場合は静注製剤として投与されます。心疾患の原因とも考えられるトリメチルアミンがカルニチンから腸内細菌で合成されるため、経口製剤の過剰投与は避けたほうが良いとされています。   レボカルニチン製剤 薬剤名 一般名 特徴 エルカルチン ®FF 静注シリンジ レボカルニチン 他の錠形 : 錠剤、内服液。インスリン製剤や経口糖尿病治療薬で治療中の糖尿病患者さんへ投与する場合は、低血糖の恐れがあるため、モニタリングするなど慎重に投与する。投薬中は定期的にバイタルサインや臨床検査、カルニチンの欠乏状態のモニタリングを行います。