クレアチニン(Cr)①
今回のテーマはクレアチニン(Cr)について
クレアチニンとは
クレアチニン(Cr)は運動によって産生される筋肉の代謝産物(老廃物)で
筋肉量に左右されます。筋肉は半分が蛋白質でつくられていることから、
栄養指標の一つとして用いることもできます。Crは分子量113で尿素窒素と
同じ分子量の小さい物質です。
クレアチニンでわかること
Crは腎臓で濾過されてほぼ尿中へ排出されるため、
腎臓の機能が低下すると血清Crが高値を示します。
そこで透析導入前は腎機能の評価として用いられます。
ただし『維持透析ガイドライン』にも血清Cr濃度は加齢による筋肉量の減少、
運動などによる筋肉量過多、性差、栄養状態など腎機能以外の要因に影響されるため、
Crですべてがわかるわけではありません。
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