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2月第1・2週の献立表(1月27日~2月8日)

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三保の森クリニックで、患者様にご提供しているお食事をご紹介します。 いわゆる『透析食』は、水分・塩分・リン・カリウム等の制限が多い食事となります。 『我慢』が必要な食事は、やっぱりどこか寂しいもの。 当クリニックでは、患者様にとってお食事が楽しみであり続けられるよう、 母体病院である赤枝病院の栄養士が知恵を絞り、更に栄養課にて心を込めて作っています。

神奈川県保険医協会新聞に当院の田邉歯科医師の記事が掲載されました!

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神奈川県保険医協会新聞に 当院の田邉歯科医師の記事が掲載されました! 今回のテーマは「思い出深い患者さん」です。

1月第3・4週の献立表(1月13日~1月25日)

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三保の森クリニックで、患者様にご提供しているお食事をご紹介します。 いわゆる『透析食』は、水分・塩分・リン・カリウム等の制限が多い食事となります。 『我慢』が必要な食事は、やっぱりどこか寂しいもの。 当クリニックでは、患者様にとってお食事が楽しみであり続けられるよう、 母体病院である赤枝病院の栄養士が知恵を絞り、更に栄養課にて心を込めて作っています。

アルコール

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肝機能に問題がなく、 医師にアルコールを 禁止されていない方は、 1日の飲水制限の範囲内であれば、 お酒を飲む事も可能です。 少量なので「飲む」というより「味わう」程度に なりますが、 お正月の雰囲気を楽しめますね。 食事と一緒にとると、胃の中の食べ物が粘膜の上に 層を作り、 胃を荒らすことが少なくなり、 さらにアルコールの吸収を遅らせる効果があります。 お酒のつまみは塩分が高い物が多いので注意しましょう。

お雑煮

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おもち 角切り餅2個100g=ご飯約140g=235kcalです。 特に糖尿病のある方は食べ過ぎに注意しましょう。 お餅の調理法は揚げるか焼くが適しています。 お雑煮にする際は野菜等で具だくさんにして、 汁の割合を半分以下に減らしましょう。 汁を飲まなくても材料が汁を吸っているので水分は多くなります。 お餅は焼いてから入れることで、 風味がつき、薄味でも満足度がアップします。 安倍川餅はきな粉にカリウム、リンが多いので控えましょう。

おせち料理

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おせちは保存食である為、 食塩や砂糖が多く含まれています。 食べる際は少量にし、前後の食事も 薄味にする等の調節をしましょう。 あらかじめ自分が食べる分を取り分けて量を把握し、 食べ過ぎを防ぎましょう。 手作りする際は水さらしや茹でこぼしを忘れずに。 減塩のおせちも販売されていますので 利用してみるのも良いでしょう。

2020年お正月飾り

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新年明けましておめでとうございます 本年もどうぞよろしくお願いします さて新年明けまして、2020年がスタート致しました。 お正月はいかがお過ごしでしょうか。 おせちはとても美味しいですが、 リンやカリウム、水分、塩分の摂りすぎにはご注意ください。 三保の森クリニックでは年末12/28に 毎年恒例のお正月飾りを行いました。 お正月飾りには一つ一つ意味があり、 鏡餅 年神様お迎えするため、またお迎えした年神様の居場所となります。 門松 年神様が迷わずきてもらえるように また門松を節の部分を切り口に含むことで、 笑ったように見えて縁起が良いようです。 今年度も皆様にとって幸多き一年となりますよう 心からお祈りいたします。

年越しそば

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今年も残すところあとわずか… 年末には、年越しそばを食べるご家庭は多いかと 思います。 ✨そこでワンポイント✨ 麺類は麺そのものにも塩分や水分が含まれています。 つゆは味見程度にし、極力残すようにしましょう。 「かけそば」にせず、「ざるそば」のようにつけ麺で食べると 約2gの減塩ができます。麺がつゆでふやけるのも防げる為、 余分な水分摂取を防ぐこともできます。 麺類は、肉や卵等の蛋白質源と野菜を加える事によって バランスが良くなります。 海老天や野菜天、卵等をのせて エネルギーアップを図るのも良いですね。 そばはリンが多くなっています。普段リンの値が高めの方は うどんへ変更するとリンの含有量を約1/4に減らすことができます。

1月第1・2週の献立表(1月4日~1月11日)

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三保の森クリニックで、患者様にご提供しているお食事をご紹介します。 いわゆる『透析食』は、水分・塩分・リン・カリウム等の制限が多い食事となります。 『我慢』が必要な食事は、やっぱりどこか寂しいもの。 当クリニックでは、患者様にとってお食事が楽しみであり続けられるよう、 母体病院である赤枝病院の栄養士が知恵を絞り、更に栄養課にて心を込めて作っています。

ダイアライザー

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血液透析は、患者血液を体外循環しダイアライザー(血液透析器)に 通し不要物質の除去、必要物質の補充を行う治療です。 今回は治療に使われるダイアライザーについてのお話です。 ~ダイアライザーの構造~ 現在透析で使われているダイアライザーは、 中空糸型と呼ばれる形が多く使われています。 中空糸型は中空糸状(ストロー状)の透析膜の中を血液が流れ、 外側を透析液が反対方向に流れ物質の交換が行われます。(図1) 中空糸1本あたりの内径は200μmと非常に細く、膜の厚さは10~50μm程。 そしてその細いストロー状の中空糸がダイアライザーの中には3000~15000本詰められています。(図2) ~ダイアライザーの膜素材~   透析の膜はセルロース系膜と合成高分子膜の2つに大別されます。 それぞれの特徴を見てみましょう。 a.セルロース系膜 ・親水性で水に馴染みやすい ・膜の強度が高いので薄い膜ができ、その為小型化が可能である ・小分子量物質の除去に優れる(最近では中分子量物質の除去もできる) ・生体との適合性は合成高分子膜に比べ劣る b.合成高分子膜 ・生体との適合性がよい ・低分子蛋白(β2-MGなど)まで除去できる セルロース系膜は概ね緻密層の均一な膜構造をしています。 それに対し、合成高分子膜は図3のような非対称構造をしており、 非対称構造は多孔性の支持層と緻密層の二重構造になっています。 多孔層は機械的強度を与え、緻密層は水や物質の透過性など物質の移動を決めています。 ~ダイアライザーの選択方法~ ダイアライザーの選択は以下の要素をふまえて考えます。 ・膜面積、血液充填量 ・膜素材 ・患者さんの状態 ① 透析導入期     導入期は不均衡症候群が起こりやすい為、   面積が小さく毒素の抜けが緩やかな物を用います。 ② 小児・高齢者      体外循環開始直後の血圧低下を防ぐために、   膜面積の小さい物、血液の充填量の少ないものを用います。 ③ 維持透析患者     患者さんの活動量、食事量、血液検査の結果、   また合併症やそれらの原因となる物質の除去能などを考慮し選択します。