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5月第2週の献立表(5月5日~5月10日)

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  今週の透析食の献立はこちらです。三保の森クリニックの透析食は、水分・塩分・リン・カリウムを制限内に収めながらも、バランス良く、低栄養にも配慮した食事です。患者様が栄養をしっかり摂取して元気になっていただけるよう心を込めて作っております。

レストレスレッグ症候群(RLS)

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今回のテーマはレストレスレッグ症候群 (RLS) について 脚がムズムズするレストレスレッグ症候群 (RLS) レストレスレッグ症候群 (restless legs syndrome:RLS) は、 脚に不快な感覚が出現し、脚をじっとしていられない状態となる疾患です。 症状は安静時に悪化し、歩くあるいはストレッチのような運動をすることによって改善します。 レストレスレッグ症候群は「むずむず脚症候群」や「下肢静止不能症候群」とも呼ばれます。 原因がわからない原発性と、関連性が明らかな疾患による二次性とに分けられます。 なぜ起こるの?   原発性 RLS の原因は不明で、ドパミン神経系の異常が想定されています。 二次性 RLS を引き起こす疾患には鉄欠乏、カルニチン欠乏、慢性腎不全、 サルコイドーシスや慢性閉塞性肺疾患などの呼吸器疾患、うっ血性心不全、 うつ病などの精神疾患など、様々なものがあります。 RLS2 改善の 4 つのこと 〇 RLS を引き起こす疾患の治療 二次性 RLS を引き起こす原疾患を優先に治療します。特に明らかな鉄欠乏を有する場合には鉄剤を投与します。 〇 透析条件や使用薬剤の見直し 透析量が少ない場合には透析時間を延長したり、血流量を上げたりします。そして、血液透析 (HD) から血液透析濾過 (HDF) に変更し、できるだけ透析量を増やします。また、二次性 RLS を引き起こしやすいカフェイン、睡眠薬、抗うつ薬、カルシウム拮抗薬、脂質異常症治療薬、非ステロイド性抗炎症薬などを見直します。 〇 薬物療法 治療薬の第一選択はドパミン受容体刺激薬です。ドパミン受容体刺激薬が無効な場合や残存症状が強い場合には、クロナゼパムあるいは精神安定剤を使用します。 〇 ライフスタイルの見直し 入眠時の症状が主体となるため、睡眠衛生の改善が必要です。 適度な運動やカフェイン、アルコール、たばこを控えてもらうこと、 入眠の 2 時間以上前に入浴することが求められます。

とんかつ

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4/18(金)は豚カツをご提供致しました。 透析患者さんはエネルギーが不足しがちですが 揚げ物を活用することでエネルギーを効率的に摂取できます。 こちらは、赤枝病院の厨房での様子です。 調理師さんがフライヤーで豚カツを揚げています。 ジュージューピチピチおいしい音がしています。 食中毒を防ぐため、トンカツの中心温度が85℃以上に なっていることを確認しています。 ボリュームたっぷり、サクサクジューシーな豚カツには 減塩ソースをかけてご提供しています。 安心してお召し上がりくださいね。

5月第1週の献立表(4月28日~5月3日)

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  今週の透析食の献立はこちらです。三保の森クリニックの透析食は、水分・塩分・リン・カリウムを制限内に収めながらも、バランス良く、低栄養にも配慮した食事です。患者様が栄養をしっかり摂取して元気になっていただけるよう心を込めて作っております。

竹の子ごはん

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  4/11 (金) に竹の子ごはんをご提供致しました。 竹の子の旬は 4 月~ 5 月初旬です。 皆さんも竹の子を食べる機会が増える頃かと思いますが、 透析患者さんは注意が必要です。   竹の子 100g のカリウム含有量は生では 520 ㎎  茹でたもので 470 ㎎と高めなのです。   ただ、同じ竹の子でも水煮缶詰では 77 ㎎とぐっと低くなります。 カリウムは水に溶けやすい性質を持つため、 水煮をそのまま保管した水煮缶詰の場合、 煮汁にカリウムが溶け出しているからです。   生の竹の子下処理する場合は、茹でた後、 しばらく水に漬けてから使うと良いですね。 こちらは、赤枝病院の厨房での様子です。 大釜で炊き上がった竹の子ごはんを混ぜている所です。 おいしそうな香りが広がっています。 こちらは赤魚の煮付けを作っているお鍋の写真です。 赤魚は1枚1枚水で洗った後に、湯引きをして、臭みや汚れを落とします。 料理をおいしくするにはこのひと手間がとても大切なのです。 それから、だし汁に砂糖、醤油、みりん、酒を入れたたれで煮付けて しっかりと味を入れていきます。   患者様に喜んでいただけますように…

4月第4週の献立表(4月21日~4月26日)

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 今週の透析食の献立はこちらです。三保の森クリニックの透析食は、水分・塩分・リン・カリウムを制限内に収めながらも、バランス良く、低栄養にも配慮した食事です。患者様が栄養をしっかり摂取して元気になっていただけるよう心を込めて作っております。

豆ごはん

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  4 /3 (水) に「豆ごはん」をご提供致しました。 豆ごはんは春が旬のグリンピースを塩だけで味付けして炊き込んだご飯です 。 こちらは、赤枝病院の厨房での様子です。 大釜で炊きたてホカホカの豆ごはんを混ぜています。 こちらはオーブンで焼き上がった鶏肉の四川風ローストです。 前日に鶏肉を 葱とニンニク、生姜、豆板醤、白ごま、ごま油、醤油などが入ったタレに 漬け込んでおき、当日にオーブンで焼き上げました。 こんがりといい焼き色が付いていますね。 味がしっかり入り、香ばしく、ジューシーなお味となりました。 皆様に喜んで頂けますように…

桜散らし寿司

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  3/25 (火)に 桜散らし寿司をご提供致しました。 桜散らし寿司とは 桜の花と葉の色と香りをそのまま生かした散らし寿司です。 最近は桜の開花が早まっており、行事食も早めに準備しております。 こちらは、赤枝病院の厨房での様子です。 大釜で散らし寿司を作っています。 フライヤーではエビフライを揚げています。 きれいなキツネ色になりました。 副菜には桜のロールケーキを添えました。 春を感じて頂けましたら幸いです。

4月第3週の献立表(4月14日~4月19日)

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  三保の森クリニックで、患者様にご提供しているお食事をご紹介します。 いわゆる『透析食』は、水分・塩分・リン・カリウム等の制限が多い食事となります。 『我慢』が必要な食事は、やっぱりどこか寂しいもの。 当クリニックでは、患者様にとってお食事が楽しみであり続けられるよう、 母体病院である赤枝病院の栄養士が知恵を絞り、更に栄養課にて心を込めて作っています。

4月第2週の献立表(4月7日~4月12日)

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  三保の森クリニックで、患者様にご提供しているお食事をご紹介します。 いわゆる『透析食』は、水分・塩分・リン・カリウム等の制限が多い食事となります。 『我慢』が必要な食事は、やっぱりどこか寂しいもの。 当クリニックでは、患者様にとってお食事が楽しみであり続けられるよう、 母体病院である赤枝病院の栄養士が知恵を絞り、更に栄養課にて心を込めて作っています。